バイオフィルムの可視化
染出しによって、バイオフィルム除去の目安が視覚化されます。
バイオフィルム除去後は歯石を容易に検知することができます。
重要な事実
ドイツの消費者団体「Stiftung Warentest」(2015年7月)により、従来の歯面清掃では、歯間バイオフィルムのわずか50%しか除去できないことが公表されました。
バイオフィルムは肉眼ではほとんど見えません。
染出しすることで多くのバイオフィルムが見えるようになります。
虫歯・歯周病予防
Cavity・Prevention
当院ではスイスEMS社製エアフローを2台完備しています。
ほとんどの場合、定期健診時のクリーニングや初期の歯周炎治療に用います。
世界で一般的になりつつあるGBT(Guided Biofilm Therapy)を取り入れています。Bはバイオフィルムです。
染出しによって、バイオフィルム除去の目安が視覚化されます。
バイオフィルム除去後は歯石を容易に検知することができます。
ドイツの消費者団体「Stiftung Warentest」(2015年7月)により、従来の歯面清掃では、歯間バイオフィルムのわずか50%しか除去できないことが公表されました。
バイオフィルムは肉眼ではほとんど見えません。
染出しすることで多くのバイオフィルムが見えるようになります。
バイオフィルムは、歯面だけでなくブラケットにおいても見えるようになります。
PROF.MAGDA MENSIのご好意による資料提供
エアフローは一度の処置で、バイオフィルム、ステイン、早期歯石の除去および歯面研磨を行うことができます。
染色がなくなる=バイオフィルム除去
PROF.MAGDA MENSIのご好意による資料提供
フッ素は虫歯の予防、知覚過敏の予防として3か月に1回塗布します。
予防歯科学をご存知でしょうか。
予防医科学には1、2、3次予防という概念があり、病気にならないようにする、早期発見早期治療をする、失った機能をリハビリテーションで補い進行を止めることとなっています。日本は先進諸国の中でも歯に対する意識が低く、予防歯科の概念があまり浸透していないとされていました。しかしながら、歯が痛くなってから歯科医院に行く、かかりつけの歯科医院がないなどということは少なくなってきています。これは歯科医院の数が増えたことで比較的解消されたのではないかと考えています。
では具体的に予防歯科は何を行えばいいのでしょうか。それは歯科医院で定期的にメインテナンス(歯のクリーニング、病気の早期発見)を受ける。毎日のセルフケア(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシの使用)を怠らないなど、積極的に歯を守っていく姿勢がすなわち予防歯科となります。虫歯や歯周病で歯を失ったりすると生活の質(食事を美味しく食べられない又は噛まないで食べられる物しか食べられない)が低下してしまい、また治療に時間と経費がかかるため、それを防ごうという考えから生まれました。
生涯にわたり自分の歯を20本(歯)キープすることは、食べ物を噛む役割だけではなく、心身共に健康に過ごせるポイントになっていることがわかってきました。
日本人の70歳の時の平均残存歯数は7本といわれており、自分の歯だけではしっかり噛めないという方がかなり多いのが現実です。自身の歯で食事ができないというのは、想像より不便なことです。生涯にわたって自身の歯で噛めるようにしっかりとケアをしていくことが大切です。
予防先進国(スウェーデンなど)では「痛くなる前に予防の為に歯医者に通う」という考え方の人が多いのが特徴です。(私がスウェーデンイエテボリ大学に講習に行った時は定期検診を受けていないと歯科治療の費用が高額になると講師の方が話していました。現在はどうなっているかわかりません)もちろん、そのように考えている日本人の方も多く、実際歯を健康に保っています。
当院では歯科衛生士を中心とした予防を行っていきます。
予防歯科と言っても難しいことは何もなく、基本的に行うことは歯のクリーニングとフッ素塗布となります。フッ素塗布は子供にだけ行うと思われがちですが、そうではありません。実際高齢者は歯茎が下がり根が露出してしまうことが多くこの根の部分はエナメル質より虫歯になりやすく、フッ素による歯質強化が必要です。いわゆる成人にもフッ素による虫歯予防効果があります。
クリーニングについては、現在超音波の機械で歯石取りを行うことが多いと思われます。しかしながら当院では使用できる患者様に関してはエアフローという特殊な研磨剤をスプレー機械を使ってまず全体的にお掃除をします。その後、残った歯石だけをを超音波で取るため痛みを最小限に抑えることができます。
ただし、患者様の状態によっては使用できないこともあります。ですができるだけ気楽に長く続けられるよう治療を行います。
メインテナンスは一生行うべき大切な処置です。当院では特にメインテナンスに力を入れてまいります。