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インプラント

Implant

インプラント|中野区の歯科、歯医者 - 佐々木デンタルクリニック

インプラント

アストラテックインプラント

インプラントとは、チタンで作った人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込んで歯を形成する治療法です。
近年は技術や材料の進化で、安定的な治療成績を残すようになり、アレルギーも少なく利用者が増えています。
取り外しができる入れ歯や、両隣の歯を削って一塊の歯を入れるブリッジに比べてしっかり噛める、他の歯にかかる負担を軽くできる、健康な隣の歯を削る必要がない、虫歯にならないなどのメリットがあります。
一方で、インプラントが骨と結合するのを待たなければならないため治療期間が長くなる(骨との結合を待つのに上顎で半年、下顎で3か月)、手入れが不十分だと感染することがある(インプラント周囲炎いわゆるインプラント版の歯周病)、治療費が高額(おおよそセラミックのかぶせものまで入れて50万円程度)などのデメリットもあります。また、顎が完全に発達していない小児や20歳未満の方には当院では行っていません。
当院ではとくに有名で長い歴史のあるアストラテックインプラントを使用しています。

インプラントが
適応となる方

治療の条件は、治療予定の場所に骨がしっかりとあることです。骨が足りないとインプラントを埋め込むことができないためです。
骨が足りない場合は、骨移植手術を受ける必要があります。またインプラント治療は外科手術であるため、治療を受けるには全身の健康状態が良好である必要があり、持病(心疾患、糖尿病など)がある場合は施術が難しい場合があります。

メリット・
デメリット

・メリット

  • 周りの歯への負担が少ない。
  • 見た目は天然歯と違和感がなく、見映えもいい。
  • 入れ歯などの義歯では味わえない、天然歯に近い噛みごたえがある。
  • 発音が安定する。
  • 生活レベルが向上し、利便性や快適性、審美性が高まる。

・デメリット

  • 外科手術になる。
  • 自由診療のため治療費が高額になる。
  • 半年から1年と治療期間が長い。
  • 天然歯に比べて感染症に弱い。

他の治療法との
違い

歯を失ってしまうと、噛めない、発音がしづらい、審美性に欠けるなどの問題が出てきます。
治療としては、入れ歯などの義歯やブリッジ、インプラントなどがあります。入れ歯などの義歯やブリッジと、インプラントとの違いとしましては、

  • 残っている歯を削らない。負担がかからない。
  • 天然歯に近い噛みごたえがあり、安定している。違和感も少なく発音もしやすい。

などが挙げられます。特に入れ歯が合わず不満がある場合や、奥歯を失った場合などオススメです。
以前は、トラブルが多い印象がありましたが、技術や材料の進化で、安定的な治療成績を残すようになりました。通常の治療(義歯やブリッジ)よりも機能改善は優れていると言えるでしょう。また審美性に優れていますので、歯並びが気になる方にもオススメです。

当院のインプラント
治療期間と手順

サージカルステント

当院では、学術的に非常にエビデンスの高いアストラテックインプラントを使用しています。
まず、全身に基礎疾患がないかどうかなどの問診、歯周炎の検査、CT検査などを行います。諸問題をクリアすればインプラント体を埋め込む外科手術となります。術式には大きく2つに分けられ、1回法と2回法があります。
1回法と2回法をどう選ぶかは骨の状態により、骨の量と硬さに問題なければ1回法、骨の量が少なく骨移植をした場合や、硬さが足りない場合は2回法になります。
当院ではほとんどの場合2回法によっておこなっています。

また安全に手術を行うためCT上でシミュレーションした位置に正確に埋入するために、サージカルステントを作成、使用します。
サージカルステントにはシンプラントというシミュレーションソフトを用いCT画像を用いて適切な位置に埋入できるよう支援する目的があります。
サージカルステントを用いるとシミュレーションした位置とほぼ同じ位置にインプラント体を埋入できるためとても安全でかつ上部構造物のかみ合わせの位置が理想的に位置に置くことができます。
1回法はその名の通り1回手術する方法で、インプラント体を埋める部位の粘膜を切開して骨を露出させ、ドリルで穴を開けワンピースインプラントを埋め込みます。
2回法は2回手術する方法で、1回法と同じく埋め込んだ後、上部の穴にカバーを付けます。切開した粘膜を縫合し1回目の手術は終了です。2回目の手術はカバーの上の粘膜を切開し、カバーを除去。その後仮のアバットメントを連結します。粘膜が治癒したら本物のアバットメントを連結し終了です。1回目と2回目の間はインプラント体と骨が結合する治癒期間が必要で、上顎は6カ月程度、下顎では3カ月程度が目安となります。
2回目の手術はカバーの上の粘膜を切開して、カバーを除去後仮のアバットメントを連結します。粘膜の治癒期間は、大体2~3週間が目安です。

治療後は、定期的なメンテナンスや毎日のケアが不十分であると、インプラント周囲炎になる恐れがあります。インプラント周囲炎は自然に治ることはないため、歯科医院で適切な処置が必要です。炎症が進行している場合は、インプラントの摘出や、突然抜け落ちてしまうトラブルが考えられます。インプラント治療によってこれらのような問題が起きないよう、正確な診断と定期的なメンテナンスが必要です。

インプラントに
関わる費用

治療内容 治療費
(税込)
備考
精密検査 10,000円 CT撮影、模型診断をします。
サージカルステント作成 60,000円 手術時に使用する、インプラントをシミュレーション通りに埋入するために必要な道具です。
インプラント体
埋入手術
240,000円 インプラント体を埋入する手術です。
2次手術 5,000円 歯茎に穴をあけて、治癒用のカバーを取り付けます。
上部構造(かぶせもの) 200,000円 型を取って、セラミックの歯をつけます。

※治療費は保険診療制度の改定や社会情勢によって変更する場合があります。
※分割払いについては別途ご相談ください。